Q-saiはそんな人々を救済し、そして世の中に「音楽が大好きでたまらない」という人をできる限り増やすため、2003年に発足した組織です。 河口湖での2泊3日の【楽器挫折者救済合宿】企画をはじめ、様々な音楽に関する企画やイベントに日々取り組んでいます。
■ 音楽合宿の企画/運営
月1回メドで主に河口湖にて行なわれている2泊3日の音楽合宿を中心に、楽器を始めるきっかけに恵まれない無数の未経験者、楽器に挫折した方々、うまく活用されていない無数の楽器たち…を救済し、音楽や人とのハーモニーを通じて様々な好循環を促し、大きな意味での社会貢献を目指しています。
■ 講演活動
独自の手法による90〜120分程度の体験型ワークショップを通じて、より多くの楽器未経験者に演奏の楽しさ、難しさ、尊さを味わっていただくことを目指しています。
■ メディア
テレビ、ラジオ、雑誌連載、関連書執筆などの媒体を通じ、音楽が好きでたまらないという人を増やす活動に取り組んでいます。
■ 各種団体/教育機関/企業との連携
楽器演奏を通じての達成感や、あるいはバンドアンサンブルを通じて味わう(人と人との)ハーモニーを、個人力や組織力を高めるためのヒントとし、社会を明るく、楽しく、力強いものに変えてゆくことを目指しています。
■ 商品企画/開発
世界中に音楽人口を増やしてゆくために必要な、まだ世にないプロダクトを企画/開発し、各種企業との連携で世界中の音楽環境を向上させてゆくことを目指しています。
■ SNS
楽器演奏に興味はあるもののハードルが高くてなかなか踏み出せないという無数の楽器未経験者とQ-saiとを繋ぐひとつの手段として、例えばQ-saiオリジナルキャラクター「挫折わらし」LINEスタンプのような誰でも気軽に使えるイメージを発信したり、Twitterやfacebookなどでも「#音楽がもっと好きになる」をキーワードに音楽と未経験者との接点を生むそのきっかけ作りに日々取り組み、幅広いスタンスで「音楽が好きでたまらない」という人たちを世の中に増やすことを目指しています。
一般の教則本や音楽教室などでは当然ながら、とくに未経験者に対してはまず基礎からすべてを始めます。
もちろん楽器をきちんとマスターするには基礎は必要不可欠ですが、これが無数の挫折者を生み続けていることも事実。
基礎に限らず「楽器を演奏したい」というシンプルな欲求を無闇に削ぎ落とすような方法では、やはり世の中に挫折者が溢れるのも当然であると考えます。
「そこは自身の根性で乗り越えなさい」というのが、楽器に限らず習い事の常なのかもしれませんが、しかしながら楽器の世界はあまりに挫折例が多く、そんな挫折者たちをただ見放して良いものなのかどうかと、我々は常に考えています。
どのようなスタンスにせよ、楽器演奏というのは万人にとって味わう価値のあるものです。
Q-saiは、未経験者それぞれが欲している目的に沿って、もちろん基礎をみっちりやりたいという人には一から基礎を、手っ取り早く演奏を楽しみたいという人には特別なアレンジを…という、それぞれの動機と目的を第一に踏まえ、フレキシブルな判断のもとにそれぞれが音楽に対して引き続き情熱を注げてゆけるような手助けをしてゆくことを毎回の現場で行なっています。
また、世の社会人プレーヤーの中にいつの間にか宿ってしまっているスキルベースな価値観のおかげで、他者の評価を恐れてなかなか楽器を始められないという人が少なくないという現実にもQ-saiは着目しており、そのような悪循環を断ち切るためのアクションを、何より未経験者やビギナーのために促してゆこうと考えています。
プロミュージシャンはともかく、社会人プレーヤーには「上手い/下手」よりも「心から楽しい」という非常に重要な味わいを気兼ねなく得られるという特権があります。
調和に満ちた社会人プレーヤーの雰囲気づくりを世の中に促すこともQ-saiの重要な役目であると考えています。
ギターを始めたものの、「F」のコードが押さえられないという理由で挫折してしまった人は多いです。
そもそも「F」とはいったい何でしょう?
コードブックや教則本に載っているあの…6本の弦を1フレット上で人さし指1本で押さえて展開するコードフォームがつまり「F」である…というのは実は物凄く非音楽的な考え方です。
「F」というのは、「ファ、ラ、ド」という計3種類の音で構成された和音のことです。
「困難は可能な限り避けて通る」というQ-sai流の手法は、必要に応じてこの「F」のコードにも活かされます。
全く初めてギターに触れる参加者が、三日間の合宿で実際に「F」を多用する曲を演奏してしています。
しかしながらそもそも多くの人が挫折しているあの「F」のフォームが世に存在するおかげで、ギターという楽器がこれだけ多くの人々に親しまれているのです。
「F」は初心者の敵なんかではなく、むしろ大きな味方なのです。
楽器を始めて間もなく遭遇する困難の多くは、経験豊かな知恵でクリアできます。
何となくコードが読めて、しかもコードがいったい何を表現しているのかということが何となく理解できると、演奏を楽しむその密度がだいぶ変わってきます。
実際、音楽の仕組みを学問のようなものであると捉えてきちんと勉強すると都合が良いことは山ほどあります。
しかしながら人生の趣味として音楽を楽しみたいという多くの社会人プレーヤーにとっては難解で退屈なものであることも事実。
Q-saiとしては、楽譜が読めなくて楽器を辞めてしまう人がいるくらいなら、いっそ難解で退屈な音楽知識のお勉強は抜きにして、とにかく音楽を楽しめればいいと考えます。
プロを目指す人でない限り、音楽を楽しむに必要な最低限の知識があれば良いのです。
まずは音楽を楽しむその具体的な方法を知ること、そして味わうこと。譜面が読めなければ音楽ができないなんて野暮な考えは捨てて、とにかく音楽を楽しんでください。
Q-saiは、その難解で退屈な「学問」を、状況に応じてフレキシブルにアレンジしつつ導いてゆくので、楽器に触れたことさえないまったくの未経験者でもシンプルなイメージで音楽を味わうことができるのです。
発足当時まだ歴史の浅かったQ-saiが、活動の取っ掛かりとして行なったのがこの定例の河口湖合宿です。
もちろんQ-saiが在る限り継続してゆくと考えられるイベントのその最たるものですが、しかしながらQ-saiの目指すところは「この合宿を開催し続けること」ではありません。
大きな意味で「多くの人々にとっての、音楽に対しての価値やモチベーションを、様々な方法で高めてゆく」というのが真の目的で、各種メディア、出版、講演、企業や自治体との連携、商品開発、その他様々な手段で、世界中に音楽の輪を広げてゆこうと考えています。(※詳しくは「主宰からのメッセージ」を参照)
時代ごとに音楽の役割は劇的に変化しています。
戦後、主に権利ビジネスを中心に巨大化した音楽マーケットが昨今収縮傾向にある中、いよいよ音楽の役割は本来あるべき姿に戻ろうとしている気がしてなりません。
文化としての音楽が、すべての人々に趣向品として還元される時代である…と、Q-saiは考えています。
音楽文化の活性を通じて社会を明るく活発に、そして願わくば世の中を調和のエネルギーで満たしたい。
その重要な社会貢献の一端を、Q-saiは様々な形で担ってゆきます。
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