ブライアンのピック

ブライアンのピック

先日行ってまいりましたQUEEN50周年展。東京では昨日2/13で終了してしまいましたが、大阪は3/11から開催とのこと。あまり細かく書いてしまわぬようにしますが、なかなかに楽しいひと時でしたよ。

大音量で流れるお馴染みの曲たちはもちろん、豊富な貴重映像や写真、そして衣装や楽器、メンバー直筆のインタビューの回答・・・などなどの中。

個人的に一番興味を惹かれたのは、ブライアン・メイのピック

ご承知の通り、ブライアンはピックの代わりにイギリスの旧硬貨である6ペンスを使用することでも有名ですが、実際に使用されたそれが展示されていたんです。

QUEEN50周年展

「普通の硬貨でしょ?」という方もいらっしゃると思いますが、おそらく1円玉より小さなそれで演奏し、あの独特な音色を出していた・・・やはりギターを弾く者としては大きな興味、衝撃を感じずにはおれません。

もちろん世の中には多くのメタルピックも存在しますが、洋白(銅とニッケルの合金)で作られた6ペンス硬貨への拘りに、自身の音への深い思いが込められていますよね。

ブライアン曰く・・・

「6ペンス硬貨はすべての感触を得るのに十分な硬さで、硬貨は洋白製だから弦を傷めない柔らかさなんだ。それに、硬貨の縁は程良いノコギリ状だから、弦に対して斜めに当てると素敵な弾けるような音が得られる。

だから、私にとってはギターは声のようで、その弾けるサウンドはギターを語らせるのに役立つ音の一つなんだ」

このような素敵な言葉を聞くことも、音楽を味わい楽しむに於いて大きなもののひとつとも思うのです♪