You May Dream

You May Dream

NHK福岡が制作したシーナ&ロケッツのドラマ「You May Dream」が関東でも放映されるという嬉しいニュースを聞いて予約録画し正座して(心の中で)視聴しました。(情報提供Hさん感謝!)

九州は福岡が生んだシーナ&ロケッツ、そのボーカリストであるシーナ(三年前に他界)とギタリスト鮎川誠との出会い、ふたりの若き日々を描いたものだったのですが、いたるところに現れる存在感の大きな言葉たちに何度も熱いものがこみ上げてきました。

それはロックへの思い、音楽をやる衝動、ホームグラウンドである地元への愛であり、大切な人、大切なもの、そして本当の自由とは幸せとは何かということをあらためて確認させてくれるようなものでした。

シーナ&ロケッツ You May Dream ユーメイドリームまた、福岡出身の方には懐かしい場所もたくさん映っていたことでしょうね。めんたいロックとかめんたいビートという呼び名も生まれたくらい多くのロックバンド、アーティストを輩出してきた街。

だからいちロックファンとしてもこの作品が福岡発地域ドラマとして作られたことがとても嬉しく思いますし、自分もかつての少年時代にタイムスリップし、そこから見た現在の自分をぼんやり思ってみたりして・・・いま思えば世の中に不満や鬱憤、ストレスを抱えているのは大人だけではありませんよね。大人なんか大嫌いでまだまだろくに弾けないのにギターを爆音で鳴らすことしか自分の居場所が無かった当時の自分を思うと苦笑いと共に妙な気持ちになります。

シーナ&ロケッツ You May Dream ユーメイドリーム

でもここ最近は人生の先輩方から教えられることがグンと増えてきているように感じています。ようやくそういう姿勢、あるいは年齢になってこれたのかも知れませんが、いずれにしてもかけがえのないものを受け取るということ。日頃自分もそういったものを発してゆけているかわかりませんが、きっとそれは誰もが自然と滲み出しているもの、だから大人も子供も心が錆びてしまったりしてはいかんちゅうこと、肝に銘じないかんねとあらためて思います。

そんな気持ちも込めて、あらためてシーナに感謝!

そしてロックンロールに乾杯です!

シーナ&ロケッツ You May Dream ユーメイドリーム